コンサルタントとしてのブランディング成功事例~『なぜ女性部下から突然辞表を出されるのか』~
今回は、『なぜ女性部下から突然辞表を出されるのか』を出版し、コンサルタントとしてのブランディングに成功した事例を紹介します。
コンサルタントは、形の決まった商品の価値を売るのではなく、コンサルタントである自分自身をブランディングし、その価値を売っていかなくてはいけません。特定の分野において誰よりも優れているというブランド価値がとても重要です。
しかし、まだ接触したこともないターゲットに対し、自分は何の専門家なのか、何ができるのか、広告やDMでそれらを正確に伝えることは簡単ではありません。情報が不十分な形で届いてしまい、誤解をされてしまうこともしばしばあります。
『なぜ女性部下から突然辞表を出されるのか』の著者となった株式会社Woomax代表取締役の竹之内幸子氏は、企業向け教育研修コンサルタントの専門家ですが、経営者向け、新入社員向け研修コンサルタントの他に、女性活用推進を掲げているので、「女性権利の獲得を最優先している」と、誤解を受けることもあったそうです。
そこで今回出版した同書では、男性上司が女性部下と上手に付き合っていくために押さえておきたいポイントをまとめ、女性部下として男性上司と接してきた経験や、男性上司のためのコミュニケーション研修で蓄積したノウハウをもとに、男性上司のためのコミュニケーション術を紹介しました。
女性部下によかれと思ってかけたひと言が女性のプライドを深く傷つけていたり、元気を出してもらおうとかけたひと言によって、逆に仕事に対するモチベーションを低下させてしまうことがあります。男性部下に対して効果的な言葉が、女性部下にとって逆に作用してしまうことを分かり易く伝えています。
本書は女性側の視点に偏ることなく、ニュートラルな視点から「男性上司を困らせる、女性の部下の5つのパターン」や「女性の部下に誤解を与えるワード・言い回し」などを客観的に分析し、それらを丁寧に解説しています。
出版後は、読者に男女どちらかに偏るのではなく、互いの特性を知って尊重し合う組織づくりを目指している著者の理念を広く理解してもらえたようです。出版の2ヶ月後にはコンサルタントとしての講演やセミナーの依頼が2倍に増え、ウェブニュースの取材やラジオ番組への出演など、メディア系の引き合い増えるなど、企業ブランディングに成功しました。
コンサルタントとしてこれまで培ってきた経験、ノウハウを、他のコンサルタントと差別化したうえで正しく伝え、企業ブランディング出来る手段として、1冊の書籍は効果的です。
幻冬舎メディアコンサルティング
編集部
安藤 真理恵
(書籍情報)
『なぜ女性部下から突然辞表を出されるのか』