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チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人

著者:GMCブランド戦略室

「現状を好転させたい」「大きなチャンスをつかみたい」。

経営者の方がそうお考えになるのはごく自然なことです。その気持ちゆえに、突拍子もない経営戦略本や、自己啓発書に飛びつく方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏の『チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人』から、チャンスをつかむヒントを得てみたいと思います。
この著書に奇をてらったことは書かれていません。むしろ、ちょっとした発想の転換が大きく結果を左右することを説いています。
その中から、チャンスをつかむ2つの発想をご紹介しましょう。

 

「ライバルが強力だとチャンスも大きい」

松田氏が1997年に第一号店をオープンした際、日本ではすでにスターバックスという強力なライバルがいました。そこで、知名度の高いスターバックスを利用し、同じ「シアトル系コーヒー」としてくくり、宣伝活動を行ないました。すると、結果的にスターバックスと同じ土俵に乗ることができました。
ライバル会社に真っ向から挑むのではなく、むしろ一緒のカテゴリーに入ることで、タリーズの知名度を引き上げたのです。

 

「悪評のある人がチャンスを運んでくれることは意外に多い」

会社組織などにいると、噂話はつきものです。中でも、人に対する評価はイメージが先行し、人づてに聞いた噂話も多いのではないでしょうか。しかし松田氏は、悪評のある人だからと避けることはしません。むしろ、機会があれば自ら話しかけます。すると、人から聞いていた話とかけ離れた人物像であり、その出会いが次の仕事につながることもあるそうです。
噂やイメージに捕らわれるのではなく、何事も自分自身で体験したことが一番説得力があるといえます。

 

特別なことを始めるのではなく、足元を見て自らの姿勢や視点を変えていく。突拍子もない新しいことを始めるよりも、価値ある変化をもたらしてくれるのではないでしょうか。

 

幻冬舎メディアコンサルティング
編集部
高橋 菜穂子

 

(書籍情報)
『チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人』
著者:松田 公太
単行本:174ページ
出版社: 幻冬舎
ISBN:4344018524
発売日:2010/6
内容(「BOOK」データベースより)つねに“茨の道”を選び、挑戦は日常。タリーズコーヒー創業者がたどり着いた、達成感あふれる毎日を送るための「人生のヒント」が満載。

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