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形骸化しがちな”クレド”を社内に浸透させる3つの方法

著者:GMCブランド戦略室

クレドとは、「信条」「志」「約束」を意味するラテン語です。
『クレドで経営者の想いを従業員の行動に落とし込むべき理由』のコラムにもあるように、社員、従業員が共通の想いを持ち、お客様への対応レベルを上げていく手段として、近年注目されています。

「企業理念」や「心構え」を実際に短い文章として落とし込み、社員に周知させながら会社として想いを共有するところに目的があり、
企業によっては、名刺の裏側に記載したり、会社のエントランスや会議室に掲出したりしているところを多く見かけます。

とはいえ、一言で「社内統一のすぐれたツール!」とはいっても、
マニュアルともまた異なる特殊なもの。
立派なクレドを作ったものの、活用方法や浸透方法が分からず、
作ったきりになっている……という会社も多いのではないでしょうか。


日常の中にクレドを取り入れることがポイント


モチベーション向上、企業イメージの向上、リクルーティングなどあらゆる効果が期待できるクレドですが、
作っただけになってしまっては意味がありません。

社員に浸透させるために、どのような方法で発信、共有していけばいいのでしょうか。


  • ステップ1:まずは社員に携帯させる

  • まずは、名刺、社内冊子、などのツールを利用して社員に携帯させることが効果的です。
    日替わりで担当を決め、朝礼でクレドをテーマにしたスピーチを行っている企業もあります。


  • ステップ2:HPなどを利用して外部へも発信していく

  • 内部への発信だけでなく外部への発信として、HPや会社案内などにクレドを記載する例や、
    会社としての書籍を出版し、その中にクレドを盛り込むところも多くあります。
    外部へ発信することによって、
    企業のイメージ向上や、クレドの内容に共鳴した人材を確保することにも役立ちます。

    また、外部の人からクレドについて話題に触れられることで、
    社員一人ひとりが、より深く理解、実践するようになり、
    内部への浸透を深めるために、外部へ発信していくことは重要です。


  • ステップ3:日常の業務内でクレドを活用する

  • 1と2はツールを利用しながら浸透させる方法でしたが、3では必要なものは何もありません。
    例えば、上司が部下を注意する際、漠然と注意するのではなく、
    クレドを引き合いに出して「○○が守れていないよ」というスタンスにします。
    このようにすることで、注意される側もより腑に落ちやすくなるのではないでしょうか。

    また、クレドの内容に合わせ、全員が参加できる社内イベントを継続的に行うなど、
    全員が集まる場を設ける際に活用してみるのもいいかもしれません。

まずはクレドの目的を見直そう


浸透させていくための前提として、
クレドは会社のブランディングを目的に作られたものではなく、
経営者の想いを社員1人1人に伝え、
お客様に対して向き合うときの想い共有するためにあるということです。

社員の意識が変化することで、組織が変化し、それによって企業のイメージが向上する
――そのためのクレドであるということを忘れずに、活用ツールを選択してみてはいかがでしょうか。


 

幻冬舎メディアコンサルティング

宮内 麻希

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