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周年記念事業を成功に導く 押さえておきたい社史・年史の作り方【第三回 制作工程編】

著者:GMCブランド戦略室

社史・年史制作を行う担当の方が抱える課題や疑問の解決のため、制作に向けて押さえておくべきポイントをご紹介する本コラム。第三回は社史・年史の各制作工程についてです。

<第一回についてはこちら>
周年記念事業を成功に導く 押さえておきたい社史・年史の作り方
【第一回 コンセプト編】

<第二回についてはこちら>
周年記念事業を成功に導く 押さえておきたい社史・年史の作り方
【第二回 業者選定編】

社史・年史をはじめとした出版物は様々な工程を経て完成されますが、そもそも完成までにどのような工程が存在するのかを、多くの方はご存じないと思います。今回は社史・年史の制作工程とスケジュールについてご紹介を致します。



各制作工程のご紹介

・キックオフ
クライアント企業と制作に関わる制作会社、ライターなどを交えて、制作する社史・年史のイメージを制作会社へ伝えます。企業の沿革や理念、商品やサービスの特徴についてなど、自社についての理解を促し、どのような完成物にしたいのか、制作にあたっての要望を詳細に固めます。

・企画・構成案作成
キックオフで伺ったお話や、お預かりした資料をもとに、出版の目的を果たしながらも読者の興味喚起を図る社史・周年史の企画および社史・周年史の全体像となる構成案を編集者にて作成します。

・編集会議
編集者にて立案した企画案・構成案をもとに、具体的な社史・周年史の構成イメージ・文体のテイストなどの編集方針をクライアント企業と検討し、固めます。

・取材・撮影・原稿作成・デザイン作成
編集会議の指針をもとに、編集者とライターとでインタビュー取材・写真撮影を行い、原稿・デザインを作成していきます。

・校正
できあがった原稿は校正紙(ゲラ)の状態でクライアント企業へお預けし、事実関係の正誤や年月、氏名などをご確認いただきます。原稿のたたきを作成することを初校、初校ののちブラッシュアップを図ることを再校と呼びます。このように校正を繰り返しながら、最終原稿へと仕上げていきます。

・入稿
仕上げた原稿を印刷所へ入稿します。数日後、印刷所で刷り上がった見本となる誌面をクライアント企業にて確認し、校了(完成)したことを承認する校了印を押して頂きます。

・印刷・製本
最終確認となる校了確認を経て、印刷所で本格的な印刷が開始されます。その後、製本されて、社史・周年史は完成し、クライアント企業へご納品となります。

制作期間については長期的なプロジェクトになると5年程かけるものもありますが、平均でいうと1〜2年程度が一般的なようです。制作期間は長ければ長い程クオリティを高めることができますので、社史・年史を制作することが決定しているのであれば早めに業者を選定し、着手するようにしましょう。

<第四回についてはこちら>
周年記念事業を成功に導く 押さえておきたい社史・年史の作り方【第四回 見積もり編】

 

幻冬舎メディアコンサルティング

太田 晋平

周年記念出版特設ページ
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