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住宅メーカー選びの決め手とは?消費者の家選び最前線

著者:GMCブランド戦略室

人生に1度の大きな決断。家作り。

家づくりは多くの人にとって、人生に1度の大きな決断です。
広いリビングが欲しい!赤い屋根の家に住みたい!など多くの希望を胸に膨らませる一方で、 家を建てたいと思った時、まず消費者がとる行動は、住宅メーカーを選ぶことではないでしょうか。
現在、日本全国で建設業を担う企業は約47万社。(2012年度 国土交通省「建設業許可業者数調査」、「建設投資見通し」より引用)
もちろん前述の数字には、一棟ビル建築を専門に行う企業や公共建築を担う会社など様々な建設業者が含まれていますが、純粋に「住むこと」を目的とした住宅の建設・販売をする企業の数は、簡単には決められないほどの数であることは確かです。

 

住宅メーカー選びの決め手と健康被害

このように数多くの住宅メーカーが林立する中で、消費者にとって住宅メーカーを選ぶ決め手は何でしょうか。ある調査によると、1位 耐震に対する技術力や先進性 / 2位 会社の信頼度・実績(安定性) / 3位 間取りなどの提案内容(設計力)という結果となっています。(2014年、大和ハウス工業株式会社調べ)

以上のように、驚くべきことに消費者は家作りを担う住宅メーカー選びにおいて、その企業が「住み心地のいい家を作っているかどうか」を重要なポイントにはしていないのです。

しかし、一時期頻繁にニュースになっていたように、新築住宅が健康被害を引き起こす事例も多くあることを忘れてはなりません。例えば有名な事例として、シックハウス症候群があげられます。家の建材に含まれる化学物質が原因で発症する、めまいや吐き気等を伴う病です。平成15年7月に「シックハウス法」が施行されましたが、法律で強く規制されたのは「ホルムアルデヒド」と呼ばれる化学物質のみであることなどを原因として、未だ結果的にシックハウスとなる住宅を建設するメーカーは存在しています。

 

消費者に伝えるべきメッセージ

こういった状況の中で、健康を促進する家作りを行う住宅メーカーは、より大々的にメッセージとして「住むだけで健康になれる家」があることを消費者に伝える必要があるのではないでしょうか。

もちろん、家選びの基準は人それぞれではありますが、誰だって住んでいるだけで不健康になる家に住みたくはありません。

そして、天然素材や無垢材で作られた住宅が健康に与える力を知らない消費者が多いのも事実です。例えば、珪藻土という天然素材で作られた壁は、調湿機能があり、アレルギー対策にも優れていると言われています。

家の中で深呼吸をするだけで、森林にいる気分になれる。
天然素材で作られた家で過ごすことで、アレルギーが緩和する…。
など、根拠に基づいた「健康を増進する住宅」の魅力を消費者に伝え、
家作りにおける住宅メーカー選びにおいて、「健康」という観点がいかに重要であるか
わかりやすく伝えていく必要があるのではないでしょうか。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

林田 紗央莉

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