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矯正歯科医院 選び方のポイント(後編)

著者:GMCブランド戦略室

歯並びが気になっているけれど、一体どこの歯科に通えばいいのか迷っているという方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そもそも歯の矯正というのは、自由診療のため保険が使えず、全て自費診療ということになります。高額なうえに、時間もかかり、顔の印象を左右するものですので安易に決めることはできません。前編ではその選び方のポイントをいくつかご紹介させて頂きました。今回はその続きとなります。

前編はこちら
矯正歯科医院 選び方のポイント(前編)

 

診断結果や契約書などの書類を、請求しなくても 渡してくれる

診断の時に説明された内容をすべて覚えておくことは難しいですし、後々、どういう治療だったかわからない点が出てくるでしょう。契約書にサインはしたけれど、控えが手元にないと治療が終わるまで、もしくは終わってから不安になる方が多いのでは。しっかりとした医院であれば、診断時に患者に見せた書類は、コピーしたものを患者に渡してくれます。契約というのは甲乙双方が同じ書類を保管することが当たり前です。特に請求せずともこれらの書類を渡してくれるところであれば、良い矯正歯科医院と考えられます。
転院時にはこれらの書類や、経過がわかる診断書、歯だけでなく口周りの骨格まで移したレントゲン写真をつけて引き継いでくれる医院は信頼できるでしょう。転院予定がなくとも、初診時に何を渡してくれるか聞くことをお勧めします。

 

診療日が多い・治療時間をしっかり確保してくれている

最近は一般歯科医院でも、週に一回や月に一回、矯正歯科医が勤務していることがあります。矯正の知識や技術に乏しい歯科医の矯正治療を受けるよりは良いかもしれないですが、診療日が限られているということは、急なトラブル、例えば装置が外れたりしたとしても、一般歯科の先生の手直ししか受けられないのです。日時が合わないということで、治療がスムーズに運ばなくなる恐れもあるので、やはり、矯正歯科医が常勤している医院をお勧めします。
治療にかかる時間は毎回最低でも15分から30分ほどかかります。装置・歯のクリーニングをし、虫歯・歯肉炎の有無も調べてから、装置の調節・修正・交換をします。そしてその日の治療の内容を説明します。混雑している医院で、上記の内容を5分や10分で終わらせる場合は、隅々まで慎重に確認・メンテナンスしてもらえていない可能性があります。
正しい手順の一部を省略して診療時間を減らしている可能性もあります。また忙しくて治療時間を短縮せざるを得なくなると、その日にやるべき治療内容を省略していくようになるので治療の進行が遅れ、治療期間がどんどん延びていく可能性も出てきます。予約時間に行っても、30分以上待たされるということが常態化している医院は要注意です。初診相談に行った時に、他の患者と医院のやりとりをよく観察してみましょう。

 

治療費の内訳が説明され、根拠のある妥当な金額である

矯正治療は自由診療ですので保険治療のように国が定めた料金というものがありません。患者が良しとすれば、いくらになっても構わないのです。しかし妥当な金額というものも実は存在しており、総額で80万円前後から100万円が平均であると考えられています。治療内容の明細を提示せず、一式価格で高額な治療費を設定する医院は気をつけましょう。しかし逆に安価すぎる治療費の医院も気をつけましょう。きちんとした検査をし、資料作成、正しい規格の装置を使用して、資格のあるスタッフのサポートを受けるには、それなりのコストが必要なのです。

 

一般歯科の提携医院が確保されている

長期間を要する矯正治療中には、矯正歯科だけでは解決できないさまざまな歯科治療のサポートが必要になってきます。虫歯、歯肉炎、抜歯等を適切に治療するためには一般歯科医との連携が欠かせません。矯正歯科医院側で提携先を確保していなければ、患者は自分で一般歯科医院を探さないといけなくなります。なかには矯正治療中であることを踏まえた、特殊な治療をしなければならない場合もあり、連携がとれていないと矯正歯科医の依頼通りに治してもらえないことも考えられます。これは治療を進める上で避けなければならないことです。信頼できる一般歯科医との連携治療体制が整っている矯正歯科医院を探すということも外せないポイントです。

以上の点以外にも、大切な部分はありますが、基本的には上記の点をおさえておきましょう。しかし先生との相性など、どうしても許容できない部分があるのであれば無理に通うことはないと思います。急を要するのでなければ、とことん相談をし、納得できる医院が見つかるまで探すことをお勧めします。

 

幻冬舎メディアコンサルティング

岩木 里圭

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